みなさん、お引越しはもう済みましたか?
賃貸も繁忙期を終え、いよいよ物件への問い合わせも落ち着いてきた今日この頃、すこし遅いのですが今更ながら2017年度版住みたい街ランキング(SUUMO調べ)をチェックしてみました。
今日は住みたい街ランキングを一緒にチェックしつつ、私が住みたいか住みたくないかを東陶と述べる回となっております。そしてまた、『住みたい街』とはそもそも何なのか?についてぼんやりと語ってみたいと思います。
10位 渋谷
今現在 30歳の私が10代の頃は渋谷と言えば、センター街でした。(今ではバスケットボールなんとかという名称ですね。)
渋谷のファッキン(ファーストキッチンの略)といえば、ギャル ギャル男が所狭しと鎮座しておりましたし、ミーツ(ミーティングの略)と称し長時間滞在するのも普通でした。それも凡そ10数年前の話となりますが、今30代となった今 若い子はどこで遊んでいるのでしょうか。という疑問は置いておきますが、20代になり大学生時分の私が渋谷に足を運ぶと昔いたギャル・ギャル男はあまり見かけなくなりました。(そもそも自分が歳をとったので目に入らなくなっただけかもしれません)
現在はというと仕事がない限りは足を運ぶ機会もめっきり減りました。わざわざ渋谷に行かなくても他の街でも同じような店はあるし、渋谷に行かなければ手に入らないものや経験が多くないのが原因なのかと考えています。
さて、住みたいか?と問われれば 私はあまり住みたくないというのが本音です。
まず、人が多いのは言わずもがな 渋谷駅から住居が佇むエリアまで多少歩かなければならない事を考えると少々疲れてしまうのでは などと考えてしまいます。
しかしながら、確かに徒歩のみで生活に必要なものが手に入る点を考えれば便利であるとは思います。
とは言ったものの、ある程度 年齢が若く、友達が多いという人は渋谷 すごくいいんじゃないでしょうか。基本的にターミナル駅近くに住むと多くの場合、友達が家に遊びに来ます。終電を逃してしまったから泊めてくれとか仕事帰りに宅飲みしようとなったりします。遊びから帰宅の流れもスムーズなため、無茶して遊んでもすぐ家に帰れるなどの利点もあります。
9位 東京
住みたい街ランキングに当然のようにランクインしてくる東京駅。
高層建築物が列挙するエリアとは人それぞれの好みが如実に分かれるのではないかと思います。そもそも東京駅アクセスで検索するとそんなに賃貸物件の数ってないのですね。日本橋とか日比谷などの物件がヒットします。
個人的には仕事でしか足を運びませんがどうにも住むというイメージが湧きません。以前 結構夜遅くまでかかった契約を東京駅近隣某所でしましたが夜11時くらいにもなると静かなんです。地球上で僕しか人間がいないのでは?と錯覚したほどです。
さて、もしも『どこ住んでるの』トークになった場合 『東京駅の近く』と言ったらどうなるのでしょうか?
・この人はエリートなのかもしれない
・お金持ちなのかな?
・なぜ東京駅そばに?
などと思われるかもしれません。イメージが貧困過ぎて恐縮ですがいずれにせよ東京駅近辺に住んでいる知り合いはいませんし、実際に住んだらどうなのかはまったくわかりません。住みたいと思う以前の問題のような気がします。
8位 中目黒
実はこの仕事をするまで言った事がありませんでした。そして私も住みたいと思います。というのも、昨年ハロウィンの時期にたまたま中目黒周辺で仕事があったときのこと、地域のお母様方が子供にハロウィンの恰好をさせ街を歩いていたのです。結構な組数の親子を観たのですが(なんかのイベントだったのかな) 正直なんて素敵な街なのだと感じました。僕の地元(埼玉某所)ではこんなふうにハロウィンしたりしません。
それだけではなく、道行くワンちゃんが立派でした。少なくとも私よりもいいものを食べているオーラが半端ではなく体格もいいしそのワンちゃんを連れている奥様もものすごい上品でした。
このように街に憧れたりしている状態を人は『住みたい街』として認識しているのではないかと感じさせる街です。実際に住んだことないので中目黒がどんな街かは知りません。
7位 池袋
みんな大好き池袋です。池袋といえばその昔IWGP(池袋ウエストゲートパーク)というドラマがありました。私世代はド直撃世代だったのではないかと思います。ちなみに埼京線沿線が地元だった私は遊びに行くと言えば池袋でした。今はそうでもありませんがサンシャイン通りを歩くとカラーギャングが普通にいるような街だったので、私も鉄板靴で蹴られたことがあります。
そんな思い出も遠い過去のものですが、現在の池袋はどうなのでしょうか?
すくなくとも一部を除いては以前のようなイルな街感は薄れてきたように感じます。あと意外にも家賃が安いです。
タワーマンションも多く売買成約事例を見るだけでも小一時間楽しめる程度には人気があるようです。
個人的にはいろんな人が住んでいる街というイメージなので大好きです。ですが実際に住んだことはないので住んだらどうかはよくわかりません。
6位 武蔵小杉
近年住みたい街ランキング常連の武蔵小杉、恥ずかしながら行った事がありません。
しかし業者の知り合いから聞きかじっている事として『最近はとにかく高い』という声があります。(どこも高いとは思いますが)
気になって成約事例を観ましたが駅前某タワマンなんか坪300万中でバンバン売れているんですね。驚きです。
そもそも神奈川方面にめっきり縁のない私が偉そうにどうのこうの言える立場ではありませんが、とにかくおしゃれな街で住むといいイメージがあるので非不動産屋の人からしても『なんかいいな』感はあるのでしょう。というわけで今度武蔵小杉には一度行ってみようと思います。
5位 品川
品川は昔住んでいた事があります。厳密に言うと友人宅に転がり込むような形で一時同居していました。(おしゃれな言い方をすればルームシェアです。)
当時10代だったのですが実際には五反田まで遠征して買い物したりしていました。品川ってあんまりお店がなかったのですね。
若い人が品川に住むというのはけっこう辛いかもしれません。
では30代になったいま住みたいかというとちょっと住みたいけど多分住めないな(金銭的に)的な街ですね。
しかしながらやはり『どこ住んでるの』トークでは威力を発揮する事間違いなしだと思います。
品川に住んでると聞いたらやはりおしゃれなとこに住んでるな と思います。とにかくデキる人イメージも獲得できるはずです。
4位 目黒
目黒駅、、、それほど言った事がないのでよくわかりませんが以前勤めていた会社の研修とか教習所に行ったりした思い出があります。あとよく『とんき』というとんかつ屋さんに言っていました。(最近は全く言ってないので久しぶりに行きたいな とは思っています。)
職人技に見惚れるとんかつ屋。74年間続く老舗、目黒『とんかつ とんき』 | MATCHA – 訪日外国人観光客向けWebマガジン
職人さんがめちゃくちゃかっこいいのといいもん喰った感は半端じゃないので是非行ってみてください。
さて、目黒が住みやすいか否か、また住みたいかどうかについてですがやはりぼんやりした感じで『住めるなら住みたいかなぁ~ でも住んでみないとよくわからないかな』というのが正直な感想です。
そもそも目黒のおしゃれ感に惹かれて住んでみたらそうでもなかったとかは絶対にあるはずですし、やはり行動範囲はこの辺ではないので疲れてしまうかもしれません。(この辺に住んでいる人には申し訳ないのですが)
というようにそこまで行った事のない街について偉そうに語るものなんだかよくない気がしますのでこれくらいにしておきます。(個人的にはその街にすこしでもおしゃれ要素があると穿った見方をしてしまう癖があるのでお許しください。)
3位 横浜
おしゃれの極みというイメージしかない横浜、ちなみにこちらもほとんどいった事がありません。随分昔の話ですが、ビル解体の仕事で行った事があります。確か横浜アリーナ横のビルだったような気がするんですが長渕剛のコンサートがやっている最中で ビルから眺めていたのを覚えています。
また最近では仕事の依頼もまれにあるのですが遠い上によくわからないので話にならない事もままあります。いつになったら横浜方面の案件が出来るのか現時点ではわかりませんがそれくらい縁がありません。
ですので横浜=想像上のおしゃれタウンくらいのイメージしかないのと、埼玉県民の僻みからか無意識に避けてきたのかもしれません。
※埼玉県民からすると横浜はおしゃれすぎるのです。(個人の感想です。)
しかしながらやはり成約事例などを眺めているとものすごい金額で取引されている物件などが散見されます。住みたいかと問われると慣れない場所というイメージなので転居先に選ぶことはまずないでしょうし、遠い存在という感じです。
とは言ったものの、私がただ横浜方面に縁がないだけなので、実際に住んだらいいところなのかもしれませんしただの喰わず嫌いだと思ってください。
2位 恵比寿
3位の横浜同様 恵比寿=なんかおしゃれです。実際に行く機会は多いのですが 住んだら自慢できるだろうなくらいの想像は浮かぶものの住むイメージはよく湧きません。そもそも昨今の土地値などを見るにバブル未経験世代の私からは正気とは思えない値付けでの成約を実際に目にしてしまい驚くとともにやっぱり恵比寿パワーすごいと感じました。
しかし、おしゃれ=金掛かるというイメージが払しょくできない私はそこまで頑張って住みたいとも思えないのでした。やっぱりたまに行く程度がよくて、住むとフルパワーで生きなければいけないのではないのかと懸念してしまう故、住みたい まで至らないのかもしれません。私のような考え方の人は多くないと思います。
いや、本当に飯食いにいくとかなら全然いいのです。住むのはちょっと疲れるかなという事です。(あくまでも個人的な感想ですよ。)
1位 吉祥寺
返り咲きの吉祥寺。住みたい街ランキング界界隈では最強なのでは?と思います。
吉祥寺といえば学生時代の新歓から奥さんと結婚する前のデート、営業中にサボるなど様々な思いでがあります。住みたいかと問われれば遊びに行きたいけどまぁ住みたくはないかなという感じです。そもそも、行動範囲が吉祥寺ではないので辛いのとちょっと高いかなという理由で住みたくはありません。(あくまでも個人の感想です)
おしゃれっぽいのは言わずもがな、おそらく徒歩でなんでも揃いますし 公園を酒飲んでふらふらしていれば半日は潰せるはずなのですが毎日そうやって過ごすわけにもいきませんのでやっぱり休日に遊びに行くってくらいがちょうどいいのかなと思います。そもそもなんでもあり過ぎて疲れるかもしれません。
しかし、吉祥寺のあの雰囲気が大好きな人は本当にハマれば永住してもいいと思いますので住みたいと思っている人は実際に吉祥寺をぶらついてみるといいのではないでしょうか?また個人的な交友関係ではありますが吉祥寺周辺に住んでいる人は自由な人が多くそれを許してくれるような感じのある街ではあると思います。(許されなくて怒られてしまう人もいますが)
まとめ
住みたい街ランキングを見るのは面白いのですが、その反面 なぜこの街が選ばれるのだろうと考えてみるのも暇つぶしとしてはすごくいいと思います。
そもそも住みたい街のそのほとんどがその街の独自性が強く、行く場所の選択肢が豊富であるという点において共通しており、また住みやすいというイメージ・おしゃれだというイメージ・住んでいる事を知った他者にいいイメージを与えそうという要素を兼ね備えているのではないかと考えております。
人がその街に住みたいと思い至るのに必要な条件としては
その街の情報を何かしらで得ており、その街の構造が自己の価値観・ライフスタイルに合致すると考える。
その街に住むことによって得られるステータス的なものがあり、それが主観的なイメージではない。広く認知されている。
実際に行った事があり、実感として本当に住みたいと思う。
等ではないでしょうか。
しかしながら実際に住みたい街に住む事=住みやすさを手に入れる という事とは必ずしも同意ではありません。
例えば、中央沿線的な価値観の人が湾岸エリアに住んだらきついでしょう。逆もまた然りです。
実際に住みやすいかどうかは住んでみないと分からない部分がありますし、住んだらなんか嫌だった、もしくは良かったの繰り返しで住む街を決めていくのがいいのではないでしょうか。とは言ったものの引っ越し魔でない限りは、短期間で何度も引っ越しするのは大変でもあります。
もし、新年度進路を新たにされた方は特に積極的に引っ越し、またはいろんなところに遊びに行ってみてください。あと、新卒の人は職場の近くに引っ越すといろいろと捗りますよという記事を貼っておきます。(良く寝て良く遊ぶために通勤時間を短くするというのは非常にいいことなのです。)
今回は住みたい街ランキングに主観的な所感を述べ散らかす回でしたが如何だったでしょうか。皆様も自分の住みたい街ランキングなどを作って遊んでみてください。(意外と飲み会などでやると盛り上がります。)
追記
以前、私が作った『住みたい街ランキング』をご紹介致します。住みやすいかどうかは置いておきますが興味がある方は覗いてみてください。
さて、私が1位に選んだのはなんと『あの街』です。ではまた。