不動産の売却を不動産業者に依頼する前に、不動産の売却に必要な書類を再度確認しましょう。いざ売却を依頼する際にバタバタしてしまうのを避ける事が重要です。
不動産の売却時に揃えたい書類
- 権利証(登記識別情報)
- 新築時の設計図書(戸建・アパート・ビル等) 分譲時のパンフレット・間取図(マンションの場合)
- 購入時添付書類一式
- 測量図・隣接地所有者との境界確認書など(あれば)
- 過去のリフォーム履歴 リフォームの仕様書・建物の修繕履歴など(記録していれば)
- 賃貸借契約書(賃借人がいる場合)
などが必要になります。注意点として、権利証(登記識別情報)についてはたとえ不動産業者が預からせてほしいと進言してきても預けないほうがいいでしょう。権利証は決済時に本人確認として必要になるもので、実際の取引では決済時を除いて必要になる場面がありません。仮に預けてしまった場合、相手方が紛失したり、悪用する恐れがありますので注意しましょう。
また、その他書類を預ける場合もやはり貸した貸してない、紛失などを防ぐ為に預かり証の発行を相手方業者に促しましょう。
必要書類を揃える事によって、不動産の調査やそれに伴う売出しまでの流れがスムーズになります。
現存する書類については極力揃えましょう
不動産の売却を不動産業者へ依頼する際になるべく物件の把握ができる状況が望ましいです。時折、購入時や相続時の書類を紛失してしまう方もいらっしゃいます。当然、不動産業者が対象不動産について調査をする義務がありますが、調査しただけではわからない情報やそもそも売主自体が覚えていないような内容についても過去、購入した書類に記載されている場合があります。また、権利証(登記識別情報)の紛失に関しては、別途本人確認の金銭負担が発生します。売却をスムーズに進める為にも保管している書類で現在お手元にあるものを極力揃えましょう。
なお、繰り返しになりますが、書類の貸し借りには十分に注意しましょう。不動産業者の中には書類の扱いが雑であったり、しまいには紛失する人もいます。書類を不動産業者へ提出する際は『なんのために必要なのか?』について確認してもいいでしょう。
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