1.宅建合格の為に夏にするべきこと
夏から宅建勉強をスタートしますという方向けにいろいろ書いてみます。
1-1.過去問を繰り返そう。
何度も繰り返しておりますが、とにかく過去問をやりましょう。
どの出版社もおおよそ10年以上の過去問を掲載していますが、出来れば回答と問題が切り離せるモノ=問題を持ち歩けるモノにしましょう。
ちなみに、大学受験を経験している方などは、受験勉強と同じ要領でやってみてください。赤本やるのと同じ感じです。
反対に、いままで試験勉強をした事がない や 試験勉強が苦手という人もまずは過去問を分析しましょう。
【必読】宅建を独学で合格したい人がやってはいけない7つの事
過去問が大事だという事は上記の記事でも触れております。
1-2.なぜ過去問からやるのか?
よくも悪くも宅建試験には面接や教養を問う設問・ハードルがありません。
仮に受験者のバックグランドを洗うような試験であれば、合格者は減るでしょう。
つまり点が取れる=合格 さらに言えば宅建士として登録する権利が付与されるのです。4肢択1問題試験においてその凡そが傾向性のある出題だとして、一番効率がいい対策といえば過去に出た問題を分析するに他なりません。
試験勉強における過去問の分析の効用としては無駄な勉強をしなくて済むという点にあります。宅建が実務で必要、転職に役立つなどは置いておいて学習期間が限定されている試験ですので無駄な勉強を省いて点取りに注力するのが最も合理的です。よく、試験に出ない部分もカバーしようと尽力する人がいますが無駄なので止めましょう。(試験に出ない部分を勉強するのは人生にとって有益ですが試験にとっては無駄です。)
1-3.苦手な部分をあぶり出そう
さて、過去問を分析すると平行して過去問を解きましょう。
なぜならば過去問を解くことによって苦手な部分をあぶりだせるからです。さて、ここでよく頂く質問の一例として『ちゃんと知識がついていないのに過去問をやってもいいの?』なる質問がるのですがケースバイケースだとお答えします。
- 夏以前にテキストを通読した人・・・過去問をやりましょう。
- 夏から勉強系の人・・・過去問の回答を暗記して意味わからない部分は辞書替わりにテキストを読みましょう。
ここでは夏以降学習をスタートした(=短期決戦系の人)についておススメの学習法ですが、やはり過去問をやりましょう。私がこのタイプだったのですが、宅建の参考書とはすべからく分厚いので読もうと思っても時間が掛かります。下手すると労働時間が長い不動産業界に従事している人はいつ勉強すればいいのかわからないくらい忙しいですよね?
この場合、過去問から入るのが得策です。
そして、問題と解答を暗記してしまいましょう。宅建業法、その他法令については意味がよく分からなくても大丈夫です。
10年分を最低5周程度やりましょう。すると、だいたい毎回同じ事が問われていると頭ではなく体が覚えます。そしてだいたい同じ部分で間違えるようになると思うのですが、その部分が感覚的に解けない箇所になります。言い換えれば頭で理解しなくてはいけない部分なのです。
2.過去問を後回しにしてはいけない理由
過去問を直前までやらない・・・こういう人が多いのですがなぜでしょう?
2-1.間違いを恐れるな
私、何度か勉強を教えた経験があるのですが知識が入っていない状態で問題を解くのは意味がない や 間違えるのが嫌だという声を聞いた事があります。
しかし、、、、
試験前しか間違えられないのでたっぷり間違えましょう。
試験で間違えるのが一番よくないので試験前にたくさん間違えておきましょう。2年計画で合格出来ればいいという人もいますが、試験勉強とは思った以上に単調ですので注意が必要です。殊、宅建においては一撃で合格する心構えでやりましょう。
余談ですが、上記、過去問を後回しにするとか2カ年計画などは心理的には失敗したときの防衛本能に他なりませんので一撃合格に向けて踊り狂ってください。
2-2.そもそも宅建は難しくしようがない。
随分前に記事化しましたが、宅建は難しくしようがありません。試験内容分析意外に余裕のある方におススメなのですが出題者が何を考えているかを考えてみてください。
宅建初学者が抑えておきたい6つのポイント
3.夏から勉強をスタートする人は。。。
夏から宅建勉強スタート系の人はこんな事に留意しつつ宅建に合格してみましょう。
3-1.とにかく過去問の分析、分析、分析
繰り返しますが、早く分析を進めて過去問を繰り返しましょう。試験に間に合わなくなります。早く、、、やりましょう。
3-2.出題頻度の低い問題は無視.
試験勉強苦手系の人は特に注意が必要です。試験作成側とすれば誰も解けないような問題を入れるのが基本常識になっています。理由は、受験者に真面目に解かせて試験時間や点数を削る為なのです無視しましょう。
過去問を繰り返しまくる→分からない部分は解答解説およびテキスト該当部分を読むをとにかくやりましょう。すると奇問・クソ問の判別が不思議とつくようになります。
とにかくこのような問題を無視できるようになるために過去問を繰り返しましょう。
4.番外編:不動産業界に従事してる人宅建あるある
余談ですので読み飛ばしてくだすっても大丈夫です。特に20代前半の若干ブラック気味な不動産屋に勤務する人向けにエールを送るつもりで書いてみました。
4-1.宅建試験に行かせてくれない
まれに週末の案内予定がないとか営業成績が足りないので宅建に行かせてもらえない系の会社もありますが無視しましょう。
あまりにいい給料をもらっている場合ならいいのですが奴隷労働させられている系の不動産会社に従事している人は無視して宅建試験に行きましょう。(けっこうこうのような会社は多いのです。) あとで証拠を集めて労基に訴えるなりすればいいので宅建を優先してください。
まずは合格しましょう。そしてもっといい職場に転職してください。
4-2.酒の誘いが多い
こればっかりは悩ましい問題なのですが酒の誘いは断るが吉です。理由は明白ですが勉強時間が削られるからです。しかし、まれに酒が入ろうがなんだろうが大丈夫系の人がいますのでそのような人に限っては酒の席を減らす必要はありません。ストレスを発散しておきましょう。
一応所感としては
- 睡眠時間が短くて酒飲んでも大丈夫な人は飲み行ってください。
- 睡眠時間が短いとダメな人は酒を断ちましょう。
というところです。
4-3.全然勉強してねぇよ~という問題
このような人は宅建でなくてもよくいますが無視しましょう。不合格時の予防線、もしくは合格したときの自分はすごいの伏線に過ぎません。
実はこのような人がいる場所に行くと全然勉強してねぇという空気に巻き込まれるので注意しましょう。
以下 注意すべき人とスポットです。
- 複数回宅建受験をしている+数字が上がらない先輩
- 上記同様 他社で勤務する先輩
- 模試会場・試験会場にいる会社にとりあえず宅建受けてこいって言われてそうな層
- 試験会場の喫煙所、踊り場、階段等
上記には近寄らないように注意しつつとにかく試験集中期間は無視しましょう。やる気がなくなります。
※宅建がなくても異常に数字を作る人がいます。そういう人に弟子入りして将来ブローカーになるのはいいと思います。
4-4.宅建なんて簡単なんだからよぉ~系のはなし
よく宅建なんて簡単なんだからとっとと取ってこいよという人がいますが気にしなくて結構です。どうせ現行の試験を無勉で受けさせたらその人も受かりません。つまり宅建=ちょっとした訓練ですのでこのような話に耳を傾けないで勉強しましょう。はっきりいって人によっては簡単な試験ですし、人によっては難しい試験だと思います。与太臭い話ですが脳の構造に個別性がありますから試験勉強しても点が取れない人は取れませんし取れる人は取れるだけだと思っています。(だからといってその個別性を自覚しながら対策する事も必要です。)
ですので人の話をそこまで鵜呑みにせず自分で分析しましょう。試験を受けるのはほかでもないあなたなので。とにかく今年の試験で受かりましょう。