住宅購入に際して切っても切り離せない住宅ローンに関するお話しです。
例えばあなたが住宅購入を考えた際、『自分の年収でいくらまでの借入ができるのだろうか?』と想像するのではないでしょうか。
当然、予算には上限があり、設定した予算内で住宅選びを進めるのがセオリーではありますが、住宅ローン審査をする前にチェックしておきたいポイントをいくつかご紹介したいと思います。
住宅ローン審査時にチェックしたいポイント
まず、あなたが住宅ローン審査をする場合に以下をチェックして頂きたいと思います。
- 既存の借入状況(例:オートローン、ショッピングローン)
- 過去の支払いの滞り等
- 直近の金融機関に対しての審査回数
以上を確認するようにしましょう。
上記は今後の住宅ローン審査に影響を及ぼす要素となります。
各金融機関においては、これから住宅ローンの借入をしようとする人を審査するにあたり、返済比率というものが設定されています。
窓口により差異はあるのものの概ね、年収に対して30~40%を住宅ローンに充てた場合、その支払いに耐え得るのかという観点から審査をしています。
例えば、住宅ローン審査時にまったく借入がない場合、年収より試算した額を丸々 住宅ローンに充てる事が可能だと考えますので、ある程度、希望とおりの金額を借入することが可能です。
しかしながら、他の借入れがある場合は金融機関の基準に照らした返済可能額より月々の支払が勘案され控除されますので思った以上に借入額が伸びないというケースがあります。場合によっては既存の借入れを完済するという条件付きで融資回答がある事もあります。
よくあるのはオートローンです。これから住宅に充てようと思って貯蓄したお金をオートローン完済に充てるのは中々の出費であり、資金計画が狂ってしまいますので注意しましょう。
車などの購入前に住宅ローンを組む順序が理想です。
意外と見落としがちなのですが、最近では携帯電話の端末代を分割で支払いできるようになりました。実はこの携帯電話の分割払いも審査に影響します。
理由としてはこのような支払い方法が『クレジット契約』によるものだからです。減額回答の要因となりますので携帯電話を分割払いしているか否かも忘れないようにしましょう。
注:以前、事前のヒアリングで全く問題がないと思えるお客様がいらっしゃいましたがクレカの作りすぎで減額回答となったケース等もあります。
過去の支払いの滞りについては言うまでもありませんが、例えば電気代・水道代など引き落しが掛からず気付かず督促された等の状況もお忘れないようにお願い致します。
そしてもう一点注意するポイントとして、多くの窓口に連続して審査を出さないようにしましょう。
目安としては3,4行に抑えるのがいいのではないかと思います。
金融機関は明言しませんが、審査回数が多ければ借りれない事由があるのだなといった心証を与えてしまいますので審査回数も注意するようにしてください。
もし、数度にわたる審査を出してしまった場合、約6ヶ月ほど期間をおいて再審査するのがいいです。
以上、住宅購入を円滑に進めるために今一度チェックして頂く事をおすすめ致します。
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